風に向かって

地元民の旅の夢

山田正彦さんのお話から

(自己紹介的に)
子供の頃、農薬、化学肥料全くなし。ウンカ、菜種油を田んぼに撒いて竹箒で払った。
中学生の頃、DDTが登場した。
昔は米のあと麦で二毛作。その後大豆を育てると、窒素分を地中に保存。それで十分な収穫があった。

----------
(発達障碍児の増加)
現在の日本での、高校までの発達障碍児16万人。10万人増えた。
米国で、ラウンドアップを20回から30回撒いたら末期癌に。ドゥウェイン・ジョンソンが裁判で勝った。
ゼン・ハニーカットさんの子供3人アレルギー。その内の1人に小麦を食べさせた。ラウンドアップが腸内細菌に悪影響を与える。ラウンドアップアミノ酸が作れなくて、植物が枯れる。レオングリコサート等、浸透性。食と共に胃腸に入る。脳を侵す。オーガニックに変えたら改善した。
オーガニック食材で劇的に改善する場合がある。
日本はモンサント野放し。大豆やトウモロコシは、人の食べ物でないという米国の考え。
米国では、小麦の収穫前にラウンドアップを撒いてた。早く枯れさせて、収穫しやすくするため。
体の中にグリホサートが入って残っている。フランスの会社に髪の毛を送って、グリホサートの体内残留量の検査。7割の人から検出。ビールにもグリホサート。
ネオニコチノイド、浸透性農薬。日本のみ許可してる。黒田ジュンコ博士のマウスを使った論文が出た後、EUではラウンドアップを使って収穫された穀物が禁止された。ラットの実験、L3(孫)、ひ孫の代で異常が出た。どうして?遺伝子スイッチのon/off が切り替わるから。細胞のメチル化。機能を失う。その後、子供、孫に、それが伝わる。
ところが、日本は、グリホサートの残留農薬の許容値を上げた。中国よりゆるい。しかし、報道されない。
この10年で障碍児が10万人増えた。

----------
(欧米のオーガニック施策)
米国、年に10%の割合で有機栽培が増えてる。EU、後1年で全体の25%が有機栽培となるよう支援金を出している。

(アメリカではどうして、ゲノム編集食品が消えた)
(ゲノム編集大豆)高オレイン酸大豆、消費者の反対運動で種子提供会社の株価が下がった。ゲノム編集食品は、日本とアメリカで認められてるが、アメリカでは出回っていない。

----------
(韓国)
韓国では、オーガニックが、日本の10倍広がってる。学校給食に納入してる。高く買ってくれるから。韓国のアレルギーの子は500中7人。日本だと40人くらい。教室ではなく、食堂で食べる。食堂で食べる。そして、食堂は図書館に隣接している。自校方式で無償。小麦の自給率は低く、パンとかパスタは出さない。国産の小麦粉でうどん。米を食べる。韓国でも、日本と同様、教育の義務と無償化が謳われてる。但し、給食も教育の内とされてる。
有機認証。土壌検査、記録の確認等。認証には年間10万円くらい掛かる。韓国では日本より厳しい認証だが、市町村が費用を負担。(認証の費用は、国が半分は持つ?)
韓国、特別認証の制度。3年間の移行期間の認証制度。

----------
(日本の現状)
夷隅市等、オーガニック学校給食が進んでる。
全国オーガニック給食フォーラムが、2022年10月26日に行わた。

★オーガニック学校給食マップ
https://organic-lunch-map.studio.site/map

★DVD 1,000円 「広がるオーガニック給食」

認証が取りにくいのが、課題。夷隅市の様に、市独自の認証方法が必要。

----------
(地方分権)
地方分権一括法、中央からの通達を廃棄。国と泉佐野市がふるさと納税で争って、泉佐野市が勝った。
主権者は住民。有権者の1/50名以上の署名を集めれば、住民投票に掛けることができる。

----------
(種子)
自家採種禁止法案。米、麦、大豆については、優良な種子を安く提供する制度があり、各都道府県では、種子が守られてきたがこれが廃止されることになった。
2018年、種苗法改定、農家の自家採種を禁止する。農家の権利のはず。米国、EUでは自家採種OK。登録品種を自家採種したら、罰金もしくは懲役。ブラジル、インドでは一時そうなったが、廃止された。現在では日本のみ。
海外に種子が流失したことは無いのにこの法律が作られた。
種苗会社を日本モサント等(何社か)に特定。
都道府県は、民間から種子の情報提供を求められたら、提供しなければならない。オカシイ。
登録種1400 種の内、420種提供された。
種は命。

----------
(種子法の維持のため)
国は持続的に安全なものを維持する必要がある。
3/24 14:00 から、東京地裁前での門前集会あり。参加を